映画館で新作映画のチラシを眺めながら、気になるものをホイホイ手にとっていたら、突如私の目を釘付けにする、不気味なビジュアルが!!!
「犬神家の一族」 リメイク版
・・・・・・この白い仮面が、トラウマ一直線のおぞましさですね。
日本映画には興味の湧かないワタクシですが、あまりのキモコワさに、気付いたらこのチラシを持って帰ってきてしまいました。キャーーー!!!
元祖、というかオリジナルの「犬神家の一族」は、70年代の作品ですよね。私、実は見たことないんですよ。当時ものすっごくヒットしたんですよね?怖かったんですよね?・・・・見たいなー。この前読んだ大槻ケンヂの本にもやたら「犬神家の一族」がどーしたこーしたって出てきたしなー。
オリジナルのほうのポスターやチラシはどんなだったんだろうと思い、ネットで探してみました。こんなのが出てきたけど、公開当時もこれだったのかなー。タイトル文字が70年代っぽくてGOODね。石坂浩二が目立ちすぎなのがちょっとアレだけど。
この、湖に死体の脚が逆さまに突き刺さってる構図って、なんかこう神経を逆なでするような非常に生理的嫌悪感を催す怖さなんだけど、ちょっとばっかし笑えるのは何故でせう・・・・。
さて。映画界にリメイクはつきものですが。
以前に作られたオリジナルとリメイク作品では、ポスターデザインって結構変わるものなのかな~とふと思い、気になってしまいました。なので、ちょっと他の映画に関してあれこれ調べてみました。さあ、さっそく見てみましょう!(ちなみに怖いのばっかりよ)
「リング」です。
なんかこう、怖さの質が全然違う方向に行ってる感じですね。っていうか、左の、中田監督の「リング」って、公開当時こんなポスターでした?私全然記憶になくて。これDVD用に変えたんですかねー。
小説にしろ映像にしろ、「リング」ってちょっとB級というかインディーズ臭の漂うチープ感が怖さを煽っていて、なんだろう、都市伝説みたいに人づてに伝わる恐怖とでも言うのかしら、そういうヒタヒタした怖さが売りだったと思うので、もうメジャーな映画として作られる時点で、ましてやハリウッドでリメイクなんていうと、それだけで怖さが半減しちゃう感じはしますなー。掘り出し物のビデオ作品で夜中に偶然見ちゃった、みたいなシチュエーションが一番コワイかも。
「呪怨」です。
左のコドモバージョン、嫌ですよね。コワイ。でも右のハリウッド版もかなり嫌だっっ!!よく見ると目の中に、コドモの顔が映ってるし。やめれ~~~~。「リング」に比べて「呪怨」はハリウッド版も結構気持ち悪くて怖かったなー。あ、でもこっちはハリウッド版もオリジナルと同じ日本人の清水監督でしたっけ。だからテイストが基本的にあんまり変わらないんですね。
・・・・うーん、だんだん自分のブログながら、絵的に気持ち悪くなってきたぞ。
「サイコ」でーす。
なんか左のオリジナルはフツーにオシャレだな。昔のゴダールみたいにも見えるし。右のはあんまり評判のよろしくなかったリメイクでしたね。
アン・ヘッシュはともかく、
ジュリアン・ムーアが出てたの全然覚えてない。これともう一つ、シャワーカーテン越しに全身がうっすら見えるバージョンもありましたね。そっちのほうが怖そうかも。
「レッド・ドラゴン」です。
レクター博士です。
左の、先にひっそり映画化されたほう、ほとんど知られないままビデオになってたみたいだけど、なんと
マイケル・マンが監督してるんですよー!見てないけど。これはDVDのパッケージデザインなので、当時どんなポスターだったのかは知りませんです。でもこのデザインも、か~な~り~キモチワルイよ!!!うえ~~~。これってあれよね?リメイクのほうで
レイフ・ファインズが演じてた役と同じよね?うえ~~~。そしてサブタイトルが「レクター博士の沈黙」。分かりやすすぎ。
右はもう、
アンソニー・ホプキンスのレクター博士がカリスマ化してるのをそのまんまポスターにしたデザインですね。怖さは薄いなー。映画自体、エンタメ系のわかりやすい出来だったしね。無駄にキャストが豪華でね(笑)。ポスターなら、
「羊たちの沈黙」の方がデザインが素晴らしかったと思います。
最後は、恐怖映画といえばやっぱこれでしょう!!の、
「ドラキュラ」シリーズのあれこれです。どれがお好き???
右下の
ゲイリー・オールドマンと
ウィノナ・ライダーの
「ドラキュラ」。
キアヌ・リーブスを襲う3人のドラキュラ美女が出てくるけど、そのうちの一人がまだブレイク前の
モニカ・ベルッチなのよね!あと、ウィノナの親友でドラキュラの餌食になる美女(?)が、
ジュード・ロウの元嫁なのよね。うーむ、人に歴史ありですね。