ゴールデンウイーク期間中、仕事で疲労困憊だったある夜、寝入りばなに久々に
金縛りに遭いました。オバケは見えなかったけど(たぶん)、グーっと圧迫されて体が動かなくなって、必死で
「南無妙法蓮華経!!」と心で唱え(大真面目)、なんとか助かりました。けど、そのまま眠ってしまったようで、翌朝起きたときにはあの金縛りが本当にあったことなのか、夢の中の出来事だったのかどうしても分からない。
母に
「昨日の夜さー、寝てて金縛りに遭った気がするんだけど、ホントだったのか夢だったのか覚えてなくってさー」と言ってみたら、母が
「ああ、あんただったの、ウーウー唸ってたの」と言うので、どうやら本当に金縛りに遭っていたらしいことが判明。(隣室の母にまで聞こえたということは、なかなかクリアな唸り声だったのでしょう)
金縛りって滅多にならないけど、あれ怖いよねー!!!のしかかってくるようなあの恐怖感はたまったもんじゃないわ。やはり眠りは穏やかに健やかに楽しみたいと思うわけです。
さて。昨日の夜中の1時半ころ、私がカチャカチャPC触って自室で遊んでいたら、隣室から
「てぃやぁ~!バカヤロ~!!」という叫び声が聞こえて、ギョッとしました。・・・・
母でした。
今日になって、
「お母さん、昨日何の夢見てたの?バカヤローって叫んでたよ」と聞いてみると、母は動揺し、
「え?あ、やっぱり?なんか叫んだあと目が覚めたのは覚えてるのよ。誰に向かって言ってたんだろ。身近な人の気が・・・」と言って、何やらモゴモゴと気まずそうに口ごもっております。
・・・・きっと
父か私に対しての「バカヤロー」だったのでしょう。ええ、たぶん間違いなく。
寝言と言えば、うちの
父は定期的に
「ドロボー!!」と叫びます。
なんでそんなにドロボーを追いかける夢ばっかり見るのか、何か
強迫観念でも抱えているのか知る由もありませんが、とにかくもう長い年月、父は「ドロボー!」と夜中に叫びます。あ、でも定年退職してからあんまり言わなくなったから、やっぱり精神的ストレス?(笑)
寝言って、おもしろいですよね。夢の中で延々会話とかしてるはずなのに、なぜか突然一言二言だけ声に出してしまうのは何故なのか。しかも傍で聞いてる側からすると、何の脈絡もなく飛び出す言葉だから奇妙としか言いようがなく。
子供時代、まだ私と弟が同じ部屋だったころ、弟もよく寝言を言ってる子でした。
ちなみに弟の寝言で未だに忘れられない
ベスト・オブ・寝言は二つあって、
①
「ギギギギ、ドーン!」
②
「プロセスチーズって知ってる?」
翌朝本人に聞いても、ぽかーんと間の抜けた顔をしているだけだったので、夢の内容もまったく覚えてなかった様子。
何を訴えたかったのか、さっぱりわからないこの寝言。たぶん地球上で私だけが知っているこの素晴らしい寝言。20年以上経っても忘れないんだから、たぶん私は死ぬまで忘れないと思うわ。いつの日か、年老いて弟とサヨナラするときに、きっとこの寝言を私は思い出すはず。
ああ、寝言って楽しい。でも私はあんまり人には聞かれたくないですが。
前にも
「なんか昨日怒ってるみたいだったよ」と言われたことがあるので、あんまりいい夢は見てないようです。やれやれ。