「星座で見分けるスターたち」シリーズ第9弾!なんともう9回目なのですね。自分が一番びっくらこいてます。よく続いたもんだ。しかも回を重ねるごとに私の語りが長くなり(笑)最初の頃に登場した星座に比べて後半は文章が肥大してます。すいませんね。贔屓してるわけじゃないのよ。
さて、今回は
「射手座」、
火の星座です。射手座の回、早くやりたかったんですよ。射手座の人って面白いから。支配星は
神々の王ジュピターこと木星。なんかスケールでっかそうですね。
射手座のキーワードは、
チャレンジ精神、
冒険心、
理想家、
自由闊達、
楽観主義、などでしょうか。そのフットワークの軽さと好奇心の強さが、ときに持久力の欠如、無責任、落ち着きのなさとして表れてしまうこともあるようです。瞬間瞬間を楽しむ狩人と言えるかもしれません。それでは射手座のスターさんたちを見てみましょう。
左:少年ぽさとワイルドさが混在。ブラッド・ピット。
真ん中:知性も色気もキワモノも。ムーディな人、ジュリアン・ムーア。
右:他の誰も彼女の代わりにはなれないでしょう。ミラ・ジョヴォヴィッチ。
歌姫対決
(って失礼?)
左:情熱のプリマドンナ。マリア・カラス。
右:落差の激しさじゃ誰にも負けん。
ブリトニー・スピアーズ。
左:「男と女」でシャバダバダ。フランス代表、ジャン・ルイ・トランティニャン。
真ん中:ロン毛のほうがかっこよくないですか?キーファー・サザーランド。
右:本当は何考えてるのかわかんなそう。オトナなジェフ・ブリッジス。
熟女対決。
左:まだワークアウトに目覚める前かしら。ジェーン・フォンダ。
右:声があんまりキレイじゃないとこがまたセクシーで。キム・ベイシンガー。
左:カマキリオヤジ。しかしセクシー。キース・リチャーズ
(ローリング・ストーンズ)。
右:ゲンズブールとジャック・ドワイヨンと結婚し、シャルロットを産み、エルメスにバッグを作らせた。ありえない女、ジェーン・バーキン。
なんと言いますか、ちょっとカッコイイ面々だと思いませんか?なんかズルイ感じしません(笑)?どの人も自分なりのスタイルを持っていて野性的なシャープさがあって、セクシー。それぞれの個性が確立してる感がありますよね。
その他の射手座スターだと、
マリサ・トメイ、
ベアトリス・ダル(ベティ・ブルー)、古いところでは
ジェラール・フィリップ、あとは歌手が結構多くて、
エディット・ピアフ、
ディオンヌ・ワーウィック、
ティナ・ターナー、
フランク・シナトラなどなど。映画監督なら
ウディ・アレンと
ジャン・リュック=ゴダール。どちらもオリジナリティでは誰にも負けない独創的な映画人ですよね。
それから、かの
ノストラダムス(!)も射手座です。
私のかねてからの勝手な印象なので意味不明に思われるかもしれませんが、射手座という響きには
「針葉樹」のようなイメージがあるんです。葉っぱが尖っていて刃のように鋭くて、スマートな感じ、でも樹木だからぬくもりがあって野性的、とでも言えばいいかな。
射手座は牡羊座や獅子座と同じく火の星座なので、気さくでオープン、そして行動派で突っ走るタイプでもあるんだけど、ほかの2星座と明らかに違う点は、射手座が非常に哲学的で思索型だということ。ワイワイやるのが好きなわりに、一人の時間も絶対必要な、ちょっと孤高の人みたいなところがあるようです。星占いに出てくる射手座のイラストというと、上半身は弓矢を持った人間、下半身が馬のような牛のような獣の姿で表されますよね。まさにその絵のとおり、外面はワイルドでありながら頭の中身は哲学者、というのが射手座の特徴なのだそうです。
未知の世界を切り開き自分を試すチャレンジャーであり、高い精神性を持った「今この瞬間を生きる」ハンター。私の知っている射手座さんは何故か不思議と海外好きな人が多いんですが、そのへんも射手座の冒険心を表しているようで興味深いです。ただ、とにかくいつも活発に動き、考え、そのときそのときで興味の対象がコロコロッと変化していく人でもあるので、周りはついていくのが大変でもあります。細やかに人の心を汲み取る神経質なタイプではなく、とにかく自分の興味の赴くままに走り続ける、本能の人のような気がします。私にはない特性なので、射手座の人ってちょっと憧れ。(笑)
射手座の有名人と言えば、忘れてはならないのが
スティーブン・スピルバーグ。娯楽大作を連発するヒットメーカーでありながら、歴史の暗部に鋭く切り込む社会派作品を送り出す一面も持っている人ですよね。ワイルドで刹那的で楽しいことが大好きな射手座の外面と、深遠な哲学と真理を追究する射手座の内面が非常に極端に表れた好例、と言ったら都合良すぎでしょうか。
でもスピルバーグの顔をよーく見てみると、ヒゲもじゃの親しみやすいオジサンの風貌でありながら、その眼差しは意外なほど冷徹で鋭いのが分かると思います。(いや、この写真じゃ全然わかんないけど。)やんちゃ坊主がそのまま大人になった人のように見せかけて、実はあの眼が非情なまでに冷静に、人や物事を見透かしているように感じるのは私だけでしょうか。
ライバルであり親友の
ジョージ・ルーカス(牡牛座)は、同じようにヒゲもじゃの風貌でありながらその眼差しにどことなく哀愁をたたえていて、スピルバーグほどシャープな感じはありません。自分の楽園を築き守ることに幸福を感じる牡牛座であるルーカスは、
「スター・ウォーズ」をライフワークとして作り上げ、その王国にゆったりと君臨しているように見えます。一方、一箇所に留まることを良しとせず、常に新しい刺激を求めて走り続け、挑戦し続ける射手座のスピルバーグは、毎回新たなテーマに挑み記録を塗り替え人々を驚かせ続けています。
タイプが全然違う二人がタッグを組み、互いにないものを補い合って製作した映画が
「インディ・ジョーンズ」。主演の
ハリソン・フォードが
蟹座なのも面白いです。蟹座と牡牛座(ルーカス)は自然な形で和める好相性。射手座のスピルバーグは、牡牛座ルーカスとも蟹座ハリソンとも150度の角度で、正反対とまではいかなくともテイストの違う持ち味を活かせる組み合わせかと思われます。
そう考えると、「インディ・ジョーンズ」があれだけの人気ヒーローになりえたのも、まさにこの3人の組み合わせだったからに他ならないような気がしてきます。なんてね。我ながらすごいこじつけ。(笑)
射手座の画家なら
ロートレックが有名です。
この人のきっぱりとした色使いと、黒くなめらかな輪郭線がなんとも射手座っぽいと感じる私です。(笑)
射手座ブロガーなら、楽しいライフスタイルを魅せてくれる
the_big_blueさん、
まるで活発なパリジェンヌのような
berrychocolatさん、キラリとカッコイイ女性代表!
Gloriaさん、
そして「マン・オブ・ザ・射手座」の称号は彼に捧げたい、
じゅんたろうさんがいらっしゃいます。