ぐっと冷え込んできた感じですね。皆様風邪などひいていらっしゃいませんでしょうか。
この土日、私はまさに地獄のような有り得ないハードワークで、マジで「ヤバイ。死ぬかも・・・」とクラクラしながらなんとか乗り越えました。(毎度言ってるような気もするが)
ああ、人間らしいゆとりのある生活がしたい・・・・。いつまで続くのこの生き地獄・・・。(大袈裟だな)
というわけで、疲労で抜け殻状態のワタクシでありますが、明日から休みを3日いただいて、
京都に逃亡してまいります。イエーイ!
でも今回はいつものようにガシガシ歩き回って観光しまくり~とはいかない予感。なんたって抜け殻だからさ。まったりぼんやり寺巡りしながら弱った心と体を癒してまいりたいと思います。
新幹線の中で爆睡かもな。まあいいや。ガス抜きに行くんだもん。
ところで最近読んでいる文庫がなかなか面白いのでちょっと紹介したいと思います。
数年前に単行本で出版されてちょっと話題になってたので知ってる方も多いと思います。
「平然と車内で化粧する脳」(扶桑社文庫)。
脳科学の教授の
澤口俊之氏とイラストレーターの
南伸坊氏が対談形式で、日本人の脳について分かりやすく語る内容です。
最近の日本人はなぜ日本人らしい奥ゆかしさを忘れ、「恥」を知らない振る舞いをするようになってしまったのかを、脳科学の観点から解説してるのだけど、これがなかなか興味深くて面白いのです。
電車内などで、他人の迷惑などまったくおかまいなしの振る舞いをする若者について、
「周りを気にする脳の働きが正常に機能していない、一種の脳機能障害」と言い切ってしまうのですね~。ほほほ。
実はこの前、通勤時の東横線の車内で、いい年のオトナの女性が、ずーっと携帯で話し続けている光景を見ました。しかも編みタイツの脚を思いっきり組んで投げ出して座っていて、混んでいる車内でかなりはた迷惑な様子をさらしているのです。おまけに編みタイツのほつれを指でいじくりまわしながら電話し続けている。どう見ても、自分の家のリビングにいるかのような姿です。
30代後半?の大人の女性です。私は
キラービームを含んだ視線でその女をじーっと凝視し続けていましたが、そのうちこの本に書かれていた内容を思い出したのです。
「ああ!そうか!この人は周りを気にする脳の働きが機能してないのね!可哀想に、脳機能障害なのね!!」そう思ったら、腹をたてるのもバカバカしくなり、なんだか気の毒に思えて笑ってしまいました。(なんで笑うのさ)
まあそれはさておき。この本は、昔から日本人の脳に合った、ふさわしい環境と育てられ方で培われてきた「日本人らしさ」が、現代の欧米化した生活スタイルによって確実に損なわれていることに警鐘を鳴らしています。その結果、すぐキレる、社会性を学べない日本人がどんどん増えてきているのだそうです。昔ながらの日本人らしい暮らしこそ、日本人の脳に適した生活スタイルだったというわけ。
そこで思い出すのが最近放送が復活した
「まんが日本むかしばなし」!
まだ1回しか見てないけど、いや~癒されるわ~。今この時期にああいう古きよきモノが、みんなの声によって復活するっていうのは、やはり日本人が日本人らしさに立ち返りたいという、自然な流れなのかもしれませんなー。
で、私も古きよき日本を思い出すため、京都で心を洗いなおして参ります。ではまた帰ってきたらおつきあいくださいませ♪