日傘を買いました。
昔は日傘って母親くらいの年代の女性が持つものというイメージがあって、ちょっと「オバサン」ぽいアイテムだと思ってたんですが、ここ数年であらゆる年代の女性に浸透した感がありますよね。去年の春に京都へ旅行したとき、地元の女子高生たちがみんな日傘を差して下校する姿を目にし、唖然としました。多分女子高の生徒さんたちで、その学校で日傘が流行っていたのかもしれません(笑)。制服に日傘の不思議な組み合わせが面白く、うちのほうでは絶対見かけない光景だったので、
「京都の女子高生は面白いな~」と思ったものです。
日傘って一度使いだすと、すごく重宝するんですよね。単純に紫外線を防いでお肌を守る効果があると言うだけじゃなくて、日傘ってかなり涼しい。日傘を差すと確実に体感温度が下がるのです。汗のかき方が全然違いますよね。
とは言え、なきゃないで過ごせる代物でもあるので、私は進んで自分から持ったことはありませんでした。数年前、仕事で真夏の炎天下に外を歩かなきゃいけなかった時に、もらいものの花柄の日傘を渋々差していたくらい。その傘も、おととしの突風の日に強風に煽られて骨が折れてしまい(笑)、それ以降は日傘なしで過ごしてきました。
そんな私が今年はついに、お肌のケアと暑さ対策のため、マイ日傘を購入。
「白より黒よ!黒の方が絶対涼しいし、陽も通さないのよ!」の母のアドバイスどおり、バーゲン会場で黒のパラソルを物色し続けました。
普通にレース模様やフリルがついた黒いシンプルな傘にしようかと思っていたのですが、パッと目に入ってきたのがマリ・クレールの日傘。黒地に赤やピンクの刺繍糸で、ラブリーな
「さくらんぼ」の柄が縫いつけてあるのですよ!
思わず
「う、可愛い・・・」と吸い寄せられてしまいました。可愛らしすぎかな~とちょっと迷ったものの、差してみると意外と子供っぽくないし、遊び心があって個性的で、オシャレのスパイスにもなりそう・・・。結局これをゲットしてしまいました。イエーイ。さ、これで今年はギラギラ太陽にも負けないわ!日傘を差すと、ちょっと楚々とした雰囲気になってお嬢様になったみたいですわ。おほほほほ。
今日は日傘だけじゃなくて、洋服やバッグもバーゲンでいくつかゲットできてちょっと嬉しい日でした。夏のバーゲンって単価が安いからいいよねー!
さて。前から疑問に思っていたんですが、
自分が買った品物の値段って、世間の人達は後々までちゃんと覚えてらっしゃるものなのでしょうか。たとえば女性同士ってよく互いの持ち物や洋服を誉めあったりしますよね。そういうときに、
「いいでしょ。これ○○円だったの。安いでしょ!」とか
「○○円もしたのよー。奮発しちゃった。」とか、具体的な金額を挙げる人がいますよね。私、あれを聞く度に真剣に感心しちゃうのです。どうしてそんなふうにしっかり金額を覚えていられるのだろうと。(テレビでよくやってる街角ファッションチェックなんかでも、服やアクセサリーの値段が画面に出るじゃないですか。あれ、みんないちいち価格覚えてるわけ?!)
私は買い物をするとき値札を見て、
「げ、高い。こんなの買えないや。」とか
「これくらいの値段ならいいかな。」と言う感じで実際に購入するかどうかを判断しますが、買おうと決めてお金を払ったあとは、その価格をすぐ忘れてしまいます。
「この金額ならギリギリ出せるかな」「ラッキー、30%引きだから○○円で買えちゃった!」とか、その瞬間は値段が頭にインプットされるんですが、いざ品物を手に入れたら、それがいくらだったかはどうでもよくなってしまう。なので、人から
「そのバッグ可愛いね。いくらくらいしたの?」なんて聞かれても、
「えーと、いくらだっけ。私にしては結構高かった。」とか
「バーゲンですごい安く買えたのー。いくらか忘れたけど。」と言った具合に、リアルな数字がまったく出てこないまま、
「たしか高かった」「かなり安かった」というアバウトにもほどがある答え方になってしまうのです。もちろんよほどインパクトのある値段だと、後々まで覚えてたりしますけど、基本的に無頓着。だから、買ったものの値段をちゃんと覚えてる人に会うたびに、
「すごいなー、こういう人は、お金を貯めるのが上手いんだろうなー」と感心してしまい、自分のザルのような金銭感覚(でも無駄遣いはしないわよ)を情けなく思ったりするのです。
ところが先日両親とその話をしていたら、うちの父も母も同じタイプ、特に父が私とまったく同じで金額をすっかり忘れる性格だということが判明。これは要するに血筋だったわけですね・・・。
買い物に限らず、どうも私は具体的な数字を覚えるのが苦手です。ハリウッドスターの誰々のギャラが○○ドルを突破した、なんていうニュースを読んで
「ひえ~~!すごい金額!!」とか思うわけですよ(なんか例えのレベルが低いな)。で、それを後で誰かに伝えようとしたとき、その数字が出てこないわけです。
たしか「4」ていう数字がついてた気がする、くらいはぼんやり覚えているんだけど、4000万ドルだか4億ドルだかも分からない。桁が違うと恐ろしい差が出るにも関わらず、
「4000万ドルだか4億ドルだか忘れたけど、とにかくすっごいもらってるらしいよ、アノ人」というように、全然まったく意味をなさない言葉で終わってしまうわけです。これじゃ、まるっっっきり説得力ないですよね・・・。
人に何かを伝えるとき、具体的な数字を言えるかどうかで、リアリティや説得力に歴然とした差が出るのは言うまでもありませんね。なんで忘れてしまうんでしょう、私・・・。
はっ!左脳が全然働いていないってことなんでしょうか?!・・・最近ちょっと自分が不安になってきました。こういうタイプって若年性アルツハイマーとかになりそうじゃないですか?マズイぞ!左脳を動かせ!!
そんなわけで、今後はちょっと気合を入れて、数字に強い女を目指すことにします。あ、でもその前に日傘で
エレガントなレディを目指します!