「星座で見分けるスターたち」、第8弾です!今回は
「蠍座」です。
水の星座、蠍座。「さそりの毒はあとで効く」と誰かさんも歌ってましたが、まさにイメージとしては
「魔性」って感じですよね。なんたって、守護星が
死と再生を表す冥王星。なんだかゾクゾクしてきます(笑)。
キーワードは、
神秘的、
精神性、
洞察力、
セックス・アピール、
探究心、
秘密主義、などなど。一方で執念深さ、嫉妬深さ、猜疑心の強さもよく取り上げられます。
蠍座のスターといえば、おそらく見るからにファム・ファタールな悪女、セクシーでアダルトでミステリアスな顔ぶれが並ぶんだろうな、とワクワクしておりました。
で、蓋を開ければこんな感じ・・・。
左:ジョディを見たらカフェラッテ。ジョディ・フォスター。
右:キュート女優も実は情熱家。不倫も経験済みのメグ・ライアン。
ドラマチック対決。
左:その生涯は映画よりも悲劇的。ヴィヴィアン・リー。
右:数奇な運命ではナンバー1。ミス・エレガント、グレース・ケリー。
左:童顔。レオナルド・ディカプリオ。
右:肉食獣。デミ・ムーア。
左:ロリ顔なのに官能的。ソフィー・マルソー。
右:好き嫌いは別にして、この美貌はヤバイでしょう。アラン・ドロン。
左:どこまで顔が長くなるのか見届けたい。ジュリア・ロバーツ。
右:ナイーブな感性が隠れ女泣かせ。イーサン・ホーク。
左:いい骨格してます。ミス・ダンディ、キャサリン・ヘプバーン。
右:帰ってこいよー帰ってーこいよー、帰ってこーーいよー♪ウィノナ・ライダー。
他にも
ゴールディー・ホーン、
「オペラ座の怪人」のジェラルド・バトラーなどが蠍座です。
正直、この顔ぶれはちょっと意外でした。たしかに男女どちらのスターも異性を魅了する人気者だし美形も多い。
アラン・ドロンとか
ヴィヴィアン・リーなんかはミステリアスなイメージに合ってる気がします。でも、いかにも妖艶、いかにも濃厚フェロモンっていうよりも、むしろ「チャーミング」な雰囲気を持つ美人、美男子のほうが多い気がしませんか?特に女性陣、現代のハリウッド女優さんたちを見てると案外ボーイッシュな人が多い。そしてミステリアスというよりも、ガッツのある頑張り屋さん的な、クレバーな感じの顔ぶれなんですよね。星座について一般的に言われる特性と、実際にその星座の人達が持つカラーの違いが表れている気がします。
でもよくよく見てみると、ジュリアにしろデミにしろメグにしろ、みんな一見オープンで気さくで明るい、アメリカの恋人!みたいな快活なイメージがあるものの、実際の彼女たちはわりと気難しくてガードの固い感じもするのです。私は
ジュリア・ロバーツのインタビューの様子を以前見たとき、「なんて意地悪なオンナだ」と思ってしまったことがありました(一瞬ね、一瞬)。なんというか、気に入らない質問に対してはピシャリと撥ね付ける気性の強さとプライドの高さは、時に冷ややかさをも感じさせるほどでした。でもあの気位の高さが、トップ女優に上り詰める所以なのかもしれません。
仕事のためなら「億」単位のお金を使った肉体改造も厭わない
デミ・ムーア。
あの無造作なくしゃくしゃヘアスタイルが、実は1時間以上かけたスタイリングの賜物と噂の
メグ・ライアン。
選びに選んだ優秀な男の遺伝子をもらって人工授精で設けた子供を、同性のパートナーと育てる
ジョディ・フォスター。
なんというか、凡人ならまず途中で諦めちゃうようなことを、徹底的に突き詰めて偏執狂的なまでにこだわって自分のものにしてしまうその根性。こじつけかもしれませんが、蠍座の探究心、いい意味でのしつこさ、意志力が感じられて、「こういう人には叶わないなぁ・・・」とある種の尊敬すら感じます。蠍座って良い意味での貪欲さ、ガツガツしたパワーがあるような気がするんですよ。それが恋愛面では並々ならぬ情熱として表れるのかも。
役にのめりこむ
ディカプリオも、小説や映画制作で自己表現を追及する
イーサンも、きっと良質の執着心を持ってる人なのかもしれませんね。
そう考えると、転んでもただでは起きない蠍座女優として、
ウィノナ・ライダーにはもっとしっかり意思を持ってきちんとカムバックしてほしいと願わずにはいられません。もったいないです。
蠍座は感受性が非常に優れた星座です。映画監督でもヨーロッパの巨匠が多くて、
ルキノ・ヴィスコンティ、
ルイ・マル、
クロード・ルルーシュなど、そうそうたる顔ぶれです。
歴史上の人物では
マリー・アントワネットも蠍座。
こうしてみると、やっぱり「陰」の星座、女性星座だなぁとつくづく感じます。
個人的な話になりますが、私が12歳のときに他界した祖父が蠍座でした。私はかなりの「おじいちゃん子」で、ずっと一緒に暮らしながら溺愛されて育ったので(笑)祖父の影響をかなり受けています。祖父は相当な洒落者で、非常にナルシストでした。自分のことを一番いい男だと思っていて、家ではいつも着流し姿、毎日鏡の前で髪をポマードでビシッと撫で付けてまして、出かけるときは仕立てたスーツで決めていました。カジュアル路線ひた走りの我が家の中で一人だけ異色の存在でしたけど、あのこだわり、あの絶対的自信を持った美的センス、あのプライドの高さは、私から見た蠍座のイメージを決定付けたと言ってもいいかもしれません。
蠍座の芸術家には、
ロダンや
モネ、そして
ピカソ(!)がいます。
とことん自分の道を追求してやまない芸術精神って感じでしょうか。
蠍座のブロガーなら、女性らしくて情熱的、かつ柔らかなムードのブログが素敵な
miyukiさんがいらっしゃいます。