「少女漫画家が別の漫画家(しかも大御所)の絵をパクリ、というかトレース(写し)していたという事実が発覚して連載中止、単行本は絶版扱いになる」という
ニュースを見た。
私は今の漫画にはてんで疎いので、どんなもんなのかとネットで検索してみたら、その「トレース疑惑」に関する詳細なサイトを見つけた。本当に絵を上から写して、アレンジして描きなおしたという感じで、これでは言い逃れはできないよなぁ・・・と、なんだか寒~い気持ちになってしまった。
これから彼女はどうするのだろう。なんとなく気になるわ。今はただ目の前真っ暗でしょうね・・・。
パクリ。
盗作。
漫画のみならず、文学でも音楽でもよく聞きますね。あの
立○和○とか
田○ラ○デ○とか、盗作疑惑で名前が上がった人は数知れず。真偽のほどは知らないけど、プロの人でもアイデアに詰まると、人のアイデアを拝借してしまおうと、魔がさすときがあるのだろうか。でも、未発表作品からの拝借じゃなく、ちゃんと作品として世に出ているものからパクるのって、あまりに大胆だと思うんだけど、どうなんですかね?そういう判断すらつかないほど、切羽詰った心理状態なんだろうか。
パクリね・・・。パクリ疑惑と指差されたものでも、すべてが「クロ」なわけではないと私は思う。本当に、赤の他人と偶然同じようなアイデアを思いついてしまうってことは、絶対ありえることだし。
だってさー、私が職場の連絡ノートにふざけて落書きしていた
「雨粒太郎」っていうキャラクターがあるんだけど(雨のしずくに顔と手足をつけた単純明快キャラ)、それとそっくりな
「しずくちゃん」っていうキャラクターが、本屋の絵本売り場に並んでるのを見たときは愕然としたもん。
「だ、誰よ?!あたしのアイデアを盗んだのは!!」って思ったけど、要するに単純なキャラなので誰でも思いつくってことなのでしょう。これでもし私が「雨粒太郎」を出版したら、絶対私の方が
「盗作!パクリ!」って言われるに違いないのよ。(出版なんて間違ってもされないから大丈夫か)
まあそんなわけで、音楽なんかは、どうしたって過去の作品と似たような旋律や歌詞になってしまうことは、もう避けられないんじゃないかと思う。演歌なんてみんなそっくりじゃん?あと
「冬ソナ」の主題歌が
「愛はかげろう」のパクリだとか騒いでる人いるけど、あれは私はなんとなく許すわ。(おいおい)
でもしかし、確信犯的に
「そこまでやるか?!」っていうパクリはどうかと思うわねー。だって、一応プロのクリエイター、アーティストとして作品を世に送り出してるわけでしょう。他人のアイデアをいただいて、それで
「私が作りました」って顔してるのって、自分が一番辛いと思うんだけど。ねえ、どうなんですかね?
二人組みのロックユニットの○○とかさ。
エアロとか
モトリー・クルーとかにそっくりらしいじゃん。
「あれはリスペクトしてるアーティストの作品からインスパイアされてできたオマージュ作品」とかわけわかんないこと言うのかなぁ。
「創造者」である以上、自分ならではのオリジナルを作り上げたいという思いが人一倍強いだろうに、なぜに「パクリ」はこの世からなくならないのか?「パロディ」とか、あえて洒落っ気でそっくりに作るっていうのとは、スタンスが違うと思うんですけどね。
自分が好きなアーティストや作家が盗作していたら、裏切られたような気持ちになって傷つきますよねーみんな。
・・・・って言うかね、何を一番言いたいかというと、
SMAPの
「ベビバンバンバン♪」っていう歌は、
シブガキ隊のパクリじゃないのかい?ということです。
あ、もしかしてわざとですか?あれ、そうですか。まんまと食いついちゃいました。失礼しましたね。すごすご。