なんだか疲労がただよっているので、景気付けに「やかましい」音楽が聴きたいと思い、久々にこのCD引っ張り出してみました。
「GIPSY KINGS : GREATEST HITS」。そうです、空耳アワーの常連、
ジプシー・キングスであります。
空耳アワーは私はたまにしか見てなかったけど、それでもジプシー・キングスの「ベン・ベン・マリア」の空耳、
「あんたが~た~♪ほ~れ見~や~♪車ない~~♪」は知っております。改めて聴きなおしてみましたが、ほんとにそう聴こえます。素敵すぎます。
ジプシー・キングスの曲って、空耳だけじゃなくてCMなどのタイアップも本当に多いから、ベスト版聴いてるだけで知ってる曲が次から次へと流れるし、どの曲も違いが分からないほどよく似てて(?)、しかもラテンの情熱炸裂!!な感じでたまりません。(ずっと聴いてると飽きるけど)そういえば「バンボレオ」って曲は志村けんがコントに使ってたなあ。
このベストアルバム、いつ買ったのかも覚えてないんだけど、唯一の不満は
「ホテル・カリフォルニア」が入ってないこと。ジプシー・キングス版「ホテル・カリフォルニア」は、サイコーだよ。
コーエン兄弟の「ビッグ・リボウスキ」の中で、
ジョン・タトゥーロが全身紫コスチュームのアブノーマルなボウリング男に扮して登場するシーンで流れていたのだ。本家
イーグルスに負けず劣らずのシビレ具合です。(そういえばこの曲って歌詞の内容が結構コワイんですよね?たしか)
くたびれた時、落ち込んだ時、人それぞれ聴きたい音楽って違うと思うんですけど、私は疲れてるときほど「ウルサイ」系の音が聴きたくなります。ダサさスレスレのロックとかね。ぐったりしてる時は静かなクラシックなんかの方が良さそうだけど(それも好きです)、むしろギターがギュインギュイン鳴るようなハードな音のほうが、ささくれ立ってる神経に馴染むんですわ、私の場合。
あと意外といいのが
昔のジュリー。
「ダーリング」とかいいよー。
「夜が来ても 朝が来ても 春が来ても 夏が来ても 秋が来ても 冬が来ても ぼくにはもうあなたしかなーいー♪ダ~~~リ~~~ン♪」ほとんどストーカーのような情熱。
ジュリーって微妙に変な歌とかも多くて、たまんないね。
「酒場でDABADA」とかさ、
「ダバダディーディーダバダディーダ♪」って何語??素敵よジュリー!!
昔はセクシーナンバー1だったのに、かつては
「和製デヴィッド・ボウイ」とか呼ばれたらしいのに、あなたったらなんであんなに太っちゃたのよ。この前チラッとライブ映像見たけど、ドスドス音がしそうなジャンプしてて誰かと思っちゃったわよ。瞬間フリーズ。でもジュリーって若い頃から
「セクシーかっこいいエロ」に、ほんの7%くらい田舎くささが混じってて、そこがまたオツだったんですね。ま、いっか。
←私は全然知らなかったんだけど、昔こんなドラマがあったんですね。
「悪魔のようなあいつ」だって。
久世光彦のドラマで、
ジュリーが表向きは歌手、裏の顔はコールボーイ、脳の病気で余命わずか、そして3億円事件の犯人、というトンデモな役柄で主演。共演が、ジュリーに危ない愛を抱く
藤竜也、オカマのヤクザに
伊東四郎、刑事が
若山富三郎、他にも
細川俊之やら
尾崎紀世彦やら
篠ひろ子やら
樹木希林やら
大楠道代やらなんかすごい顔ぶれで、なかなかハードでへヴィーでエログロ(?)な世界が繰り広げられたいたらしい。
過激すぎた内容ゆえか(?)ほとんど再放送されることがなかったそうで。
DVDが出てるらしいけど、ちょっとだけ見てみたいっす!