「バットマンビギンズ」見てきました。
「バットマン」って私は全然興味なくて、たしかティム・バートンの1作目くらいしかまともに見てないんだけど、今回なぜ見に行ったかというと!
1、キャストがやたら豪華だから。
2、監督が「インソムニア」の人なので、毛色の違うバットマンかもしれないから。
3、母がケン・ワタナベのファンだから。
4、かつて私が日本一の草分け的ファンと自認していた(過去形)
ゲイリー・オールドマンが、珍しく善人の役らしいから。
で、鑑賞後の感想ですが。
いやー
マイケル・ケインがスッテキ~♪なんて愛すべき執事なのかしら。ジジコンの私にはたまらない設定ですな。
モーガン・フリーマンにしろ、やたらめったら大物が出てます。
肝心の
ケン・ワタナベは、さっさと出てきてあっという間に出番終わりっす。日本で騒ぎすぎか・・・。でも日本の俳優がこうやってフツーにあっちの映画に出るようになったというのが感慨深いのであります。最初この役をやるはずだった
リーアム・ニーソンが、
「こっちの役よりあっちの役の方がいい」と、配役を鞍替えしたとの噂がありますが、もしそれが本当なら、
はっきり言ってズルイと思う。
主演の
クリスチャン・ベールは肉体改造してバットマンになりきってます。マスクかぶるとおっちゃんくさいけど、なかなか良かったんじゃないでしょうか。っていうかアップで見てると、一瞬
松井秀喜の顔がよぎってしまうのですが、私の目はオカシイんでしょうか。
この人は子役で出てきてあっさり消える人かと思ったけど、案外いい感じに実力つけてきた感じがしますね。「アク」が強くないから、どうにでも化けられるのかも。こういうヒーローものもイケますね。
「アク」といえば、私のかつてのアイドル、
ゲイリー・オールドマン。おじちゃんになってました。
組織の腐敗を嘆きつつ、無力感に苛まれる真面目な刑事の役(らしくない・・・)。ブルース(主人公)が幼いころに出会うときのゲイリーが、一番良かったかな。
ゲイリーはハリウッドにきてからすっかりクレイジーなクセモノ俳優のレッテルが貼られてしまい、まあ私もそれはそれで好きですが、実はとても普通のやわらかな優しさを醸し出せる役者なのだ!!とはいえ、今回のあまりの朴訥ぶりに、見てる私もペース狂いましたが。でもこの人はもともとイギリスでちゃんと演技の訓練を積んだ人で、「静」の演技が実はとても上手い人です。あら、いけないつい熱くなっちゃったわ。
私は他のバットマンシリーズをろくすっぽ見ていないので比べようがないけれど、今回の「バットマンビギンズ」は、かなり楽しめる内容だっと思う。とりあえず俳優の顔ぶれみてるだけで、「おおーすごいすごい」と楽しめる、ミーハーな方にはオススメです。お金かかってるし。しかも前半はバットマンじゃなくて
ジェダイの出てくる映画と間違えたかと思いましたわ。
あ!そうそう、
ルトガー・ハウアー!見終わって名前見るまで、全っ然気づかなかった!!!
あと、「フォーガットン」のトンデモ異星人
ライナス・ローチが主人公の死んだパパ役で回想シーンに出てきます。なかなかセンチメンタルな気分にさせてくれました。(泣けた)
本日のオマケ画像
若かりし日のゲイリー・オールドマン